みなさんが考える”住まいの価値”とは、どのようなものでしょうか。家族がいつも笑顔でくつろげる家、冬を暖かく過ごせる家、年を重ねても安心して住める家・・・・。たとえば「いい家」の定義が人それぞれに異なるように、住まいにもとめる”価値”も、一人ひとりの心の中に何かしらきっとあるはずなのです。
そして、家づくりに携わる私たちは、そこに住む家族の個性や家づくりに対するこだわり、大切にしたいライフスタイルなどを十分に理解し、みなさんが理想とする家づくりをお手伝いすることが重要な仕事です。見た目の印象や美しさも大切ですが、家族がいつまでも健康で快適に暮らすことのできる、安らぎの場を提供することが、家づくりのプロとして果たすべき最大の使命だと考えています。
日本の家づくりは今、大きな転換期を迎えています。急速に進む少子高齢化と低成長のなかで、将来の有効な資産となり得る、高性能住宅の提供が必要とされているのです。
これまでの日本の住宅は、時代変化への対応性が乏しく、建築から30年を過ぎると価値がないとされてきました。そのため多くの人が30年ほどで建て替えることになり、結果として中古住宅の流通市場も形成されませんでした。
現在、日本には5,300万戸の住宅があり、世帯数4,500万に対し、800万戸も上回っているのが現状です。そのため、今ある住宅の売買や賃貸を考えたとしても、価値のない住宅には住み手がつかない時代となっています。
さらに地球環境問題が深刻化するにつれ、これからは環境に関心の高い生活者が増え、環境に配慮した省資源・省エネ住宅であることが必要条件とされるはずです。
「FPの家」では、これまでも「ゼロエネルギー、100年住宅」をコンセプトとした、人と地球にやさしい住まいづくりを進めてきました。少ないエネルギーで100年もつような耐久性があり、いつまでも安心で快適に住むことのできる家づくりを進めるなかで、たどり着いた”あるべき住まいの形”が、地球環境や温暖化防止に配慮した「CO2対策住宅」です。
これは「FPの家」の耐久性と省エネルギー性をさらに高めることで、1戸当たりの冷暖房費やCO2排出量をさらに削減し、やがては家族の資産となり、有効な社会資本となる”資産価値のある家づくり”を追求するものです。
「FPの家」のこうした家づくりの姿勢は、これからの社会標準となり、「価値ある住宅の新基準」になるものと私たちは確信しています。